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iPhoneは何年使ったら売るべき?下取りと買取はどっちがお得か、最適な時期を比較

今お使いのiPhone、いつ売るのが一番お得か悩んでいませんか。
この記事では、iPhoneを売る最適なタイミングを年数ごとに比較し、解説します。
また、「下取り」と「買取」はどちらがお得なのか、高く売るためのコツ、安全に売るための準備まで、あなたの疑問をすべて解決します。
結論から言うと、iPhoneは購入から2〜3年で売却するのが最もおすすめです。
1. 結論 iPhoneを売るなら2〜3年が最もおすすめ
iPhoneをいつ売るべきか悩んでいるなら、購入から2〜3年が最もおすすめのタイミングです。
なぜなら、この時期が「リセールバリュー(再販価値)」と「端末の性能」のバランスが最も良く、お得に新しいモデルへ乗り換えられる可能性が非常に高いからです。
ここでは、なぜ2〜3年での売却が最適なのか、3つの具体的な理由を解説します。
1.1 理由1:リセールバリュー(買取価格)が大きく下がる前だから
iPhoneは他のスマートフォンと比較してリセールバリューが高いことで知られています。
しかし、その価値も永遠ではありません。
一般的に、新しいモデルが発売されるたびに、旧モデルの買取価格は下落していきます。
特に発売から3年を過ぎると、市場での需要も落ち着き、買取価格が大きく下がる傾向にあります。
そのため、価値が高く維持されている2〜3年の間に売却することで、より多くの売却益を得て、新しいiPhoneの購入資金に充てることができます。
1.2 理由2:最新モデルとの性能差がまだ少ないから
2〜3年前に発売されたiPhoneでも、最新のOSにアップデートでき、日常的な使用において性能不足を感じることはほとんどありません。
メッセージのやり取り、SNSの閲覧、動画視聴、一般的なアプリの使用など、ほとんどの操作を快適に行えます。
この「まだ十分に使える」という状態が、中古市場での高い需要につながります。
買い手にとっても魅力的な選択肢であるため、買取店も高い価格を提示しやすくなるのです。
最新の3Dゲームなど、極めて高い性能を要求される使い方をしない限り、性能と価格のバランスが取れた人気のモデルとして扱われます。
1.3 理由3:バッテリーの劣化が気になり始める時期だから
iPhoneに使用されているリチウムイオンバッテリーは消耗品であり、使用期間が長くなるにつれて劣化していきます。
Appleの公式見解でも、フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80%を維持できるように設計されているとされています。
使い方にもよりますが、2〜3年使用するとバッテリーの最大容量が80%台になり、充電の減りが早いと感じ始めるユーザーが多くなります。
バッテリーを交換すれば快適さは戻りますが、数千円から1万円以上の費用がかかります。
この交換費用が発生する前に売却し、新しいiPhoneへ乗り換える方が経済的にも合理的と言えるでしょう。
2. iPhoneを売るべき年数ごとのメリットとデメリット
iPhoneを何年使ってから売るのがベストなのか、一概に断言することは難しいです。
なぜなら、使用年数によって買取価格や買い替えのコスト、そして使い勝手の満足度が大きく変わるからです。
2.1 36回払いで購入した場合(3年)
36回払いは、近年多くのユーザーに選ばれている支払い方法のひとつです。
iPhoneを2〜3年スパンで使うことを前提とした、バランスの良いプランと言えるでしょう。
【メリット】
月々の支払いを抑えつつ、支払期間も現実的な長さに設定されているため、無理のない返済が可能です。
2年目や3年目での買い替えを想定した場合、売却時の端末価値と残債のバランスも良く、資金計画が立てやすくなります。
また、3年目での完済と同時に手放すことで、売却益を次の端末の購入資金に充てられる点も魅力です。
AppleCare+の保証期間(最大3年)とタイミングが合うため、故障リスクも低減できます。
【デメリット】
1年未満で手放す場合、残債が多く売却益ではカバーしきれない可能性があり、金銭的な負担が大きくなります。
また、3年間使うことを前提にしていても、途中で思わぬ故障や性能の不満が出た場合、支払いが残ったまま新しい端末に買い替える必要が出てくるため、計画の見直しが必要になることもあります。
支払期間の終了まで一定の縛りがあるため、頻繁に最新機種へ買い替えたい方には不向きかもしれません。
2.2 48回払いで購入した場合(4年)
iPhoneの高額化に伴い、近年では48回払いを選ぶユーザーも増えています。
月々の負担を抑えたい人にとっては魅力的な選択肢です。
【メリット】
48回払いの最大のメリットは、月々の支払い負担が最も軽い点にあります。
Proモデルや大容量モデルなど、ハイスペックなiPhoneでも手軽に所有できるようになります。
また、2年後に端末を返却すれば残債が免除される「スマホ返却プログラム」との相性も抜群です。
これを活用することで、実質的に2年ごとの機種変更が可能となり、経済的な負担も軽減できます。
4年間しっかり使い切る前提であれば、長期利用に向いたローン構成とも言えるでしょう。
【デメリット】
支払期間が長いため、中途での機種変更や故障リスクがネックになる可能性があります。
1〜2年で手放す場合はまだ半分以上の残債が残っており、清算負担が大きくなることもあります。
また、4年使い切った時点では、端末の買取価格が大幅に下がっているケースが多く、売却によるメリットはほとんど得られません。
途中でAppleCare+の保証が切れるため、有償修理が必要になるタイミングが支払いの終盤と重なることも注意点です。
3. iPhoneの売却方法は下取りと買取のどっちがお得か比較
使わなくなったiPhoneを手放す主な方法には、Appleや携帯キャリアが行う「下取り」と、買取専門店が行う「買取」の2種類があります。
新しいiPhoneへの乗り換えを前提とするか、単純に現金化したいかによって、どちらがお得かは変わってきます。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、あなたにとって最適な方法を選びましょう。
3.1 Appleやキャリアの「下取り」のメリットとデメリット
下取りとは、新しい端末を購入することを条件に、古い端末を買い取ってもらうサービスです。
Apple Storeや、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルといった大手キャリアで利用できます。
売却代金は現金ではなく、新しい端末の購入代金からの割引や、各社のポイントとして還元されるのが一般的です。
【メリット】
- 新しい端末の購入と同時に売却手続きが完了するため、手間がかからない
- Appleや大手キャリアの公式サービスなので、安心して取引できる
- 店舗に持ち込めば、データ移行などのサポートを受けられる場合がある
【デメリット】
- 買取専門店の相場と比較して、査定額が低い傾向にある
- 現金ではなく、機種代金の割引やポイントで還元される
- オンラインで端末を購入した場合や、自分でデータ以降や初期設定を行う場合は、自分で郵送の手続きをする必要がある
3.1.1 下取りがおすすめな人
下取りは、とにかく手間をかけずに、新しいiPhoneを少しでも安く購入したい人に向いています。
買取業者とのやり取りを面倒に感じたり、個人情報の扱いに不安を感じたりする方にとっても、公式サービスである下取りは安心できる選択肢と言えるでしょう。
3.2 買取専門店の「買取」のメリットとデメリット
買取とは、中古スマホや電子機器などを専門に扱う業者にiPhoneを売却し、現金を受け取る方法です。
街の店舗に持ち込む方法のほか、インターネットで申し込んで郵送する宅配買取など、様々な形態があります。
【メリット】
- 下取りに比べて高値がつきやすく、iPhoneを最も高く売れる可能性が高い
- 売却代金を現金で受け取れるため、使い道が自由
- 複数の業者の査定額を比較して、一番高いところに売ることができる
- 新しい端末の購入とは関係なく、好きなタイミングで売却できる
【デメリット】
- 業者選びや査定の申し込み、梱包・発送など、下取りに比べて手間がかかる
- 信頼できる業者を自分で見極める必要がある
- 古物営業法に基づき、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類の提出が必須
- 宅配買取の場合、端末の発送から査定、入金までに数日かかることがある
3.2.1 買取がおすすめな人
買取は、多少の手間がかかっても、少しでも高くiPhoneを現金化したい人に最適です。
売却して得た現金を次の端末の購入資金に充てるだけでなく、他の用途に自由に使いたいと考えている場合にも買取がおすすめです。
また、すぐに新しい機種を購入する予定はないものの、使っていないiPhoneを整理したいという方にも適しています。
4. iPhoneを少しでも高く売るための5つのコツ
愛用してきたiPhone、せっかく売るなら少しでも高く買い取ってもらいたいですよね。
ここでは、査定額をアップさせるために誰でも簡単にできる5つのコツをご紹介します。
売却を決めたら、ぜひ実践してみてください。
4.1 本体を綺麗に掃除しておく
査定に出す前には、本体を丁寧に掃除しておきましょう。
指紋や皮脂汚れ、ホコリなどを柔らかい布で優しく拭き取るだけで、見た目の印象が格段に良くなります。
特に、画面や背面、カメラレンズ周り、スピーカーの網目、充電ポートの内部は汚れが溜まりやすいポイントです。
査定額に直接影響することは少ないものの、査定士への心証が良くなり、丁寧な査定につながる可能性があります。
端末を大切に使っていたというアピールにもなりますので、感謝の気持ちを込めて綺麗にしてあげましょう。
4.2 付属品をすべて揃える
iPhoneを購入した際についてきた付属品は、できる限りすべて揃えて査定に出しましょう。
具体的には、以下のものが挙げられます。
- 外箱
- 充電ケーブル(USB-C – Lightningケーブルなど)
- SIMピン
- 説明書、Appleのステッカーなど
これらの付属品が揃っていると、次の購入者が新品に近い状態で購入できるため、買取店は高く再販できます。
特に外箱や未使用の純正ケーブルは査定額アップに繋がりやすく、数千円の差が付くこともあります。
購入時の付属品は、将来売ることを考えて大切に保管しておくのがおすすめです。
4.3 なるべく早く売る
「売りたい」と思った時が、一番の売り時です。
iPhoneは新しいモデルが毎年秋頃に発売されると、旧モデルの買取価格は大きく下落する傾向にあります。
需要と供給のバランスが崩れ、中古市場に旧モデルが溢れるためです。
そのため、使わなくなったiPhoneはクローゼットに眠らせておかず、一日でも早く売却を決断することが高価買取に繋がります。
特に、新モデルの発表直前や発売直後は価格が変動しやすいため、タイミングを見計らうよりは、思い立った時にすぐ行動するのが賢明です。
4.4 SIMロックを解除しておく
ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアで購入したiPhoneは、「SIMロック」がかかっている場合があります。
これは、購入したキャリアの回線でしか通信できないようにする制限です。
このSIMロックを解除し、どの通信会社のSIMカードでも使える「SIMフリー」の状態にしておきましょう。
SIMフリーのiPhoneは、中古市場での需要が高く、買取価格も数千円から一万円以上高くなるケースが一般的です。
SIMロックの解除は、各キャリアのマイページからオンラインで無料で行えますので、売却前には必ず手続きを済ませておきましょう。
なお、2021年10月以降に発売されたiPhoneは、原則としてSIMロックがかかっていない状態で販売されています。
4.5 分割払いの残債を清算しておく
iPhoneを分割払いで購入した場合、支払いが完了しているかを確認しましょう。
分割払いの残債が残っていると「ネットワーク利用制限」が「△」となり、買取価格が大幅に下がったり、買取自体を断られたりする原因になります。
これは、将来的に支払いが滞り、その端末が通信できなくなるリスク(利用制限「×」の状態)を避けるためです。
ネットワーク利用制限の状況は、各キャリアの公式サイトで、端末の製造番号(IMEI)を入力すれば誰でも確認できます。
もし残債が残っている場合は、売却前に一括で清算し、ネットワーク利用制限が「◯」の状態にしておくことで、満額の査定が受けられます。
5. iPhoneを売る前に必ずやるべきこと
iPhoneを売却する前には、個人情報を保護し、スムーズに取引を終えるために必ず行うべき準備があります。
手順を間違えると、データが消えてしまったり、買取を断られたりする可能性もあるため、一つずつ確実に行いましょう。
5.1 データのバックアップ
まずはじめに、iPhoneに保存されているデータのバックアップを作成します。
写真や連絡先、アプリなどの大切なデータを失わないために、必ずバックアップを取りましょう。
バックアップは、Wi-Fi経由で手軽にできる「iCloud」を利用する方法と、パソコン(MacまたはWindows)に接続して「Finder」や「iTunes」を使って保存する方法があります。
新しいiPhoneにデータをスムーズに移行するためにも、この作業は不可欠です。
5.2 「iPhoneを探す」をオフにする
次に、「iPhoneを探す」機能をオフにします。
この機能がオンになっていると「アクティベーションロック」がかかった状態となり、あなた以外の誰もそのiPhoneを使用できなくなります。
この設定がオンのままだと、次の人がiPhoneを使えず、買取を断られる原因になります。
「設定」アプリを開き、一番上の自分の名前(Apple ID)をタップ、「探す」から「iPhoneを探す」を選択し、オフに切り替えてください。
その際、Apple IDのパスワード入力が求められます。
5.3 iCloudやiTunesからサインアウトする
続いて、iCloudやiTunes、App Storeからサインアウトします。
これにより、あなたのApple IDとiPhone本体の紐付けが解除され、個人情報が安全に保護されます。
「設定」アプリを開き、一番上の自分の名前(Apple ID)をタップし、画面を一番下までスクロールして「サインアウト」を選択します。
Apple IDとの紐付けを完全に解除し、個人情報を保護するために必須の作業です。
5.4 本体の初期化(すべてのコンテンツと設定を消去)
ここまでの手順が完了したら、iPhone本体を初期化し、すべてのデータを消去します。
これにより、iPhoneは工場出荷時のまっさらな状態に戻ります。
「設定」アプリから「一般」を選び、「転送またはiPhoneをリセット」をタップします。
次に「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択し、画面の指示に従って操作を進めてください。
すべての個人データを完全に消去し、iPhoneを工場出荷時の状態に戻すための最終ステップです。
5.5 SIMカードを抜く
最後に、本体からSIMカードを抜き取ります。
SIMカードにはあなたの電話番号など、通信契約に関する重要な個人情報が含まれています。
iPhoneの購入時に付属していたSIMピン(ない場合はペーパークリップの先などでも代用可)を使い、本体側面の小さな穴を押してSIMトレイを引き出し、カードを取り出してください。
電話番号などの個人情報が含まれているため、必ず本体から抜いてご自身で保管してください。
6. まとめ
iPhoneを売る最適なタイミングは、購入から2〜3年後が最もおすすめです。
この時期は、新しいモデルが発売された後でも需要が高く、高値での売却が期待できるためです。
売却方法は、手間をかけずスムーズに機種変更したいなら「下取り」、少しでも高く現金化したいなら専門店の「買取」を選ぶと良いでしょう。
売却前には必ずデータのバックアップと初期化を行い、付属品を揃えておくことで、よりスムーズで満足のいく取引につながります。