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知らないと損するiPhoneバッテリー長持ち設定!誰でもできる簡単な方法まとめ

iPhoneのバッテリーがすぐ減ってしまい、お困りではありませんか。
この記事を読めば、誰でも今すぐできる簡単な設定で、お使いのiPhoneのバッテリーを劇的に長持ちさせる方法が分かります。
バッテリー消費の主な原因は、実はアプリのバックグラウンド処理や位置情報サービスといった身近な設定にあります。
この記事で紹介する設定を見直して、充電のストレスから解放されましょう。
1. iPhoneのバッテリーが早く減る主な原因とは
iPhoneのバッテリーが「最近、減りが早いな」と感じることはありませんか。
その原因は、日々の使い方や設定、そしてバッテリー自体の状態に隠されています。
まずはバッテリー消費を加速させている主な3つの原因を理解し、効果的な対策につなげていきましょう。
1.1 アプリのバックグラウンド処理による消費
iPhoneでは、アプリを閉じた後も裏側で情報の更新やデータの送受信を行っています。
これを「バックグラウンド処理」と呼びます。
例えば、SNSアプリが新しいメッセージを通知したり、ニュースアプリが最新情報を取得したりするのもこの機能のおかげです。
しかし、多くのアプリが常にバックグラウンドで活動していると、気づかないうちにバッテリーを大量に消費してしまいます。
1.2 位置情報サービスや通信機能の常時利用
地図アプリや天気アプリなどが現在地を把握するために使う「位置情報サービス(GPS)」は、バッテリー消費が大きい機能の一つです。
また、Wi-FiやBluetoothも、オンになっていると常に接続先を探し続けるため、バッテリーを消耗させます。
これらの通信機能が必要ない場面でも常にオンにしていると、バッテリーの減りを早める大きな原因となります。
1.3 バッテリー自体の経年劣化
iPhoneに搭載されているリチウムイオンバッテリーは、残念ながら消耗品です。
充電と放電を繰り返すことで少しずつ劣化が進み、蓄えられる電気の量(最大容量)が減っていきます。
バッテリーが劣化すると、100%まで充電しても新品の頃より使用できる時間が短くなります。
これは物理的な問題のため、設定の変更だけでは根本的な解決が難しく、最終的にはバッテリー交換が必要になる場合もあります。
2. 【まず試すべき】今すぐできるiPhoneバッテリー長持ち設定5選
iPhoneのバッテリー消費が気になる時、まず試してほしいのがこれから紹介する5つの設定です。
どれも数タップで完了する簡単なものばかりですが、効果はすぐに実感できるはずです。
難しい操作は一切ないので、iPhoneの操作に不慣れな方でも安心して設定できます。
2.1 画面の明るさを自動調整または手動で下げる
iPhoneの部品の中で、ディスプレイのバックライトはバッテリーを最も消費する要因の一つです。
画面が明るいほど消費電力は大きくなるため、明るさを適切に管理することが節約の第一歩となります。
「設定」アプリを開き、「画面表示と明るさ」の項目に進んでください。
ここで「明るさの自動調節」をオンにしておけば、周囲の環境光に合わせてiPhoneが自動で明るさを調整してくれるため、手間なくバッテリー消費を抑えられます。
また、コントロールセンターから手動で明るさのスライダを下げ、自分が見やすい範囲で暗めに設定するのも非常に効果的です。
2.2 低電力モードを有効にする
「低電力モード」は、バッテリーの節約に最も効果的な機能の一つと言えるでしょう。
このモードをオンにすると、メールの自動受信、Appのバックグラウンド更新、一部の視覚効果などが自動的に制限され、バッテリー消費を大幅に抑制します。
設定方法は簡単で、「設定」アプリから「バッテリー」を選び、「低電力モード」のスイッチをオンにするだけです。
コントロールセンターに「低電力モード」のボタンを追加しておけば、いつでもワンタップで切り替えが可能になり、外出先などでバッテリー残量が心許なくなった際に非常に役立ちます。
2.3 不要なアプリの通知をオフにする
アプリからの通知は便利な機能ですが、そのたびに画面が点灯し、通信も行われるため、バッテリーを少しずつ消費しています。
特に、緊急性の低いゲームやニュース、ショッピングアプリなどの通知は、オフにしても問題ない場合が多いでしょう。
「設定」アプリの「通知」項目を開くと、インストールされているアプリの一覧が表示されます。
ここから通知が不要なアプリを選び、個別に「通知を許可」をオフにしていきましょう。
必要な連絡用アプリなどの通知は残しつつ、不要なものだけを整理するだけで、無駄なバッテリー消費を防げます。
2.4 Appのバックグラウンド更新をオフにする
「Appのバックグラウンド更新」とは、アプリを起動していなくても、裏側で自動的に新しい情報を取得する機能です。
これによりアプリを開いた時に最新情報がすぐに表示されますが、使用していないアプリが勝手に通信と処理を行うため、バッテリーを消費する原因になります。
「設定」アプリから「一般」へ進み、「Appのバックグラウンド更新」をタップします。
ここで設定を「オフ」にすれば、すべてのアプリのバックグラウンド更新を一括で停止できます。
もし特定のアプリだけ更新を続けたい場合は、アプリ一覧から個別にオン・オフを切り替えることも可能です。
2.5 Wi-FiとBluetoothは使わない時にオフ
Wi-FiやBluetoothは、オンになっていると常に接続先を探し続けるため、使っていなくても電力を消費します。
特にWi-Fi環境のない外出先や、Bluetooth機器を使わない場面では、こまめにオフにすることでバッテリーを節約できます。
注意点として、コントロールセンターからオフにしても一時的に接続が切れるだけで、機能自体はオフになりません。
完全に機能をオフにするには、「設定」アプリから「Wi-Fi」および「Bluetooth」の項目を開き、それぞれのスイッチをオフにする必要があります。
この一手間で、不要な電力消費を確実に防ぐことができます。
3. 【効果絶大】さらにiPhoneバッテリーを長持ちさせる詳細設定
基本的な設定に加えて、さらに踏み込んだ設定を見直すことで、iPhoneのバッテリー持ちは大きく改善します。
ここでは、少しマニアックですが効果の高い設定項目を3つ厳選してご紹介します。
3.1 Siriと検索の設定を見直す
Siriは便利なアシスタント機能ですが、「Hey Siri」の呼びかけを常に待機していたり、利用状況を分析して検索候補を提案したりと、バックグラウンドで常に動作しています。
これらの機能をあまり使わない場合は、オフにすることでバッテリー消費を抑えることが可能です。
「設定」アプリから「Siriと検索」を開き、「”Hey Siri”を聞き取る」や「Siriからの提案」など、不要な項目のスイッチをオフにしましょう。
特に使用頻度の低い機能を個別にオフにするだけでも、着実な節電効果が期待できます。
3.2 視覚効果を減らして負荷を軽減する
iPhoneの美しいユーザーインターフェースは、様々な視覚効果(アニメーション)によって実現されています。
しかし、これらの効果はグラフィック処理に負荷をかけるため、バッテリーを消費する一因となります。
見た目の華やかさよりもバッテリーの持ちを優先したい場合は、これらの効果をオフに設定しましょう。
3.2.1 視差効果を減らす設定
「視差効果」とは、iPhoneを傾けたときに壁紙とアイコンが別々に動いて奥行きを感じさせる機能です。
この効果をオフにするには、「設定」アプリから「アクセシビリティ」へ進み、「動作」の中にある「視差効果を減らす」をオンにします。
見た目の変化はわずかですが、CPUやGPUへの負荷を確実に軽減し、バッテリー節約につながります。
3.2.2 動く壁紙やライブ壁紙の使用を避ける
ホーム画面やロック画面に設定できる「ダイナミック壁紙」や「Live Photos(ライブフォト)」を使った壁紙は、アニメーション表示のために電力を消費します。
特にロック画面を点灯させるたびにアニメーションが再生されるため、積み重なるとバッテリー消費に影響します。
壁紙をシンプルな静止画に変更するだけで、手軽にバッテリー消費を抑えることができます。
3.3 有機ELディスプレイならダークモードを活用
iPhone X以降のモデル(Proシリーズや一部の通常モデル)には、有機EL(OLED)ディスプレイが搭載されています。
有機ELディスプレイは、画面の「黒色」を表示する際にピクセルが発光しないため、その部分の消費電力がゼロになるという大きな特徴があります。
この特性を活かせるのが「ダークモード」です。
「設定」アプリの「画面表示と明るさ」から外観モードを「ダーク」に切り替えることで、画面全体の黒い部分が増え、ディスプレイの消費電力を大幅に削減できます。
なお、液晶ディスプレイ(iPhone 11、iPhone XR、iPhone SEなど)を搭載したモデルでは、バックライトが常に点灯しているため、ダークモードによる節電効果は限定的です。
4. アプリごとの設定でバッテリー消費を賢く節約する方法
iPhoneのバッテリー消費は、すべてのアプリが均等に影響しているわけではありません。
特定のアプリが、気づかないうちにバッテリーを大量に消費しているケースがよくあります。
ここでは、どのアプリがバッテリーを消費しているかを確認し、賢く節約するための設定方法を解説します。
4.1 バッテリーを多く消費しているアプリを確認する手順
まずは、どのアプリがバッテリー消費の「犯人」なのかを特定しましょう。
原因を突き止めることで、的確な対策を打つことができます。
以下の手順で簡単に確認できます。
1. 「設定」アプリを開きます。
2. 「バッテリー」の項目をタップします。
3. 画面を下にスクロールすると、「アプリごとのバッテリー使用状況」というリストが表示されます。
この画面では、過去24時間または過去10日間で、どのアプリがバッテリーを何パーセント使用したかが一目瞭然です。
予想外のアプリが上位に来ていないか、まずはチェックする習慣をつけましょう。
4.2 消費の激しいアプリのバックグラウンド更新を個別にオフ
バッテリーを多く消費しているアプリが特定できたら、そのアプリの「Appのバックグラウンド更新」を個別にオフに設定しましょう。
これにより、アプリを使っていない間の通信やデータ更新が停止され、バッテリー消費を効果的に抑えることができます。
1. 「設定」アプリを開き、「一般」をタップします。
2. 「Appのバックグラウンド更新」を選択します。
3. アプリの一覧が表示されるので、先ほど確認したバッテリー消費の激しいアプリのスイッチをオフにします。
全てのアプリをオフにするのではなく、使用頻度が低いにもかかわらず消費電力が大きいアプリを狙い撃ちするのがポイントです。
例えば、頻繁にチェックする必要のないニュースアプリやSNSアプリなどを個別にオフにするだけで、大きな節約効果が期待できます。
4.3 使わないアプリはこまめに削除する
最もシンプルかつ根本的な解決策が、使っていないアプリを削除することです。
インストールされているだけで、バックグラウンドでわずかに動作したり、アップデートの対象になったりして、バッテリーやストレージを圧迫する原因になります。
「いつか使うかも」と思って残しているアプリが、バッテリーを無駄遣いしているかもしれません。
ホーム画面で不要なアプリのアイコンを長押しし、「Appを削除」を選択するだけで簡単に整理できます。
定期的にアプリ一覧を見直し、1ヶ月以上使っていないアプリは思い切って削除することをおすすめします。
アプリを整理することで、バッテリー節約だけでなく、iPhoneの動作が軽快になるというメリットもあります。
5. 設定以外でiPhoneバッテリーを長持ちさせる日々の使い方
iPhoneのバッテリー寿命は、設定だけでなく日々のちょっとした使い方で大きく変わります。
ここでは、誰でも今日から実践できる、バッテリーをいたわるための習慣をご紹介します。
少し意識するだけで、お使いのiPhoneをより長く快適に使い続けることができます。
5.1 iPhone本体が熱くならないように管理する
iPhoneに内蔵されているリチウムイオンバッテリーは「熱」に非常に弱いという特性があります。
高温環境はバッテリーの劣化を加速させる最大の敵であり、バッテリーの寿命を縮める直接的な原因となります。
真夏の車内や直射日光が当たる場所にiPhoneを放置するのは絶対に避けましょう。
また、負荷の高いゲームや動画編集などで本体が熱くなった場合は、一度使用を中断し、ケースを外すなどしてiPhoneを休ませてあげることが大切です。
5.2 「最適化されたバッテリー充電」で劣化を防ぐ
iOS 13から追加された「最適化されたバッテリー充電」は、バッテリーの劣化を抑制するための非常に有効な機能です。
この設定をオンにすると、iPhoneがユーザーの毎日の充電パターンを学習します。
そして、バッテリー残量が80%を超えてからの充電速度を緩やかに調整し、iPhoneを使い始める直前に100%になるように賢く充電してくれます。
これにより、バッテリーが満充電の状態で放置される時間が短縮され、過充電による負荷が軽減されます。
「設定」アプリの「バッテリー」から「バッテリーの状態と充電」へ進み、この機能がオンになっているか確認しましょう。
5.3 充電しながらの長時間の操作は避ける
充電ケーブルを繋いだままiPhoneを操作する「ながら充電」は、多くの方がやりがちですが、バッテリーにとっては大きな負担となります。
充電と同時にアプリの利用などで電力を消費(放電)すると、バッテリー内部で発熱しやすくなります。
特に、高画質なゲームや動画視聴など、CPUに高い負荷がかかる作業を充電しながら行うのは最も避けるべき使い方です。
この熱がバッテリーの劣化を早めてしまうため、充電中はなるべく操作を控え、充電が完了してから使うことを心がけましょう。
5.4 定期的にiPhoneを再起動する
iPhoneを長時間使い続けていると、目には見えないキャッシュデータや不要なプロセスがメモリ上に蓄積され、バックグラウンドで無駄な電力を消費していることがあります。
週に1回程度でも構いませんので、定期的にiPhoneの電源を一度オフにし、再起動する習慣をつけましょう。
再起動によってシステムがリフレッシュされ、不要なデータがクリアされるため、予期せぬバッテリー消費を防ぎ、iPhone全体の動作を快適に保つ効果も期待できます。
6. バッテリー交換の目安は?バッテリーの状態を確認する方法
さまざまな設定を試してもバッテリーの減りが改善しない場合、バッテリー自体が劣化している可能性があります。
iPhoneのバッテリーは消耗品であり、充放電を繰り返すことで少しずつ性能が低下していきます。
幸い、iPhoneにはバッテリーの状態を自分で簡単に確認できる機能が備わっています。
「設定」アプリから現在のバッテリーの状態を把握し、交換が必要かどうかを判断しましょう。
6.1 バッテリーの最大容量をチェックする
バッテリー交換の最も分かりやすい目安が「最大容量」です。
これは、新品時と比較して現在のバッテリーが蓄えられる充電量の割合を示しています。
確認手順は以下の通りです。
1. 「設定」アプリを開く
2. 「バッテリー」をタップ
3. 「バッテリーの状態と充電」をタップ
ここに表示される「最大容量」のパーセンテージを確認してください。
Appleでは、バッテリーの最大容量が80%を下回った場合を交換の目安としています。
この数値を下回ると、フル充電しても以前より明らかに早く充電が切れると感じるようになります。
6.2 ピークパフォーマンス性能を確認する
「最大容量」と同じ画面で、「ピークパフォーマンス性能」という項目も確認できます。
これは、バッテリーがiPhoneの性能を最大限に引き出すための電力を安定して供給できているかを示す指標です。
バッテリーが正常な状態であれば、「お使いのバッテリーは、現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています。」と表示されます。
しかし、劣化が進むと、突然のシャットダウンを防ぐためにiPhoneのパフォーマンスが意図的に抑制されることがあります。
その場合、「お使いのバッテリーは著しく劣化しています。」といったメッセージが表示され、交換を推奨する案内が現れます。
この表示が出た場合は、バッテリーの持ちだけでなく、iPhoneの動作速度にも影響が出ている可能性が高いため、早めのバッテリー交換を検討しましょう。
7. まとめ
iPhoneのバッテリー消費は、特別なアプリを導入しなくても、設定の見直しで大幅に改善できます。
まずは「低電力モード」や「Appのバックグラウンド更新オフ」など、本記事で紹介した誰でも簡単にできる設定から試してみてください。
また、日々の使い方や充電方法を少し意識するだけでも、バッテリーの劣化を防ぎ、長く快適にiPhoneを使い続けられます。
設定を試しても改善が見られない場合は、バッテリーの状態を確認し、必要であれば交換も検討しましょう。