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たった10分でスッキリ!ずぼらでも続くiPhoneの写真整理方法

気づけばiPhoneのストレージが写真でいっぱいになっていませんか。
この記事を読めば、誰でもたった10分で実践できる簡単な写真整理の3ステップがわかります。
不要な写真の一括削除から、お気に入り機能を使った厳選、アルバムでの仕分けまで、具体的な手順を解説。
大切な思い出を守りつつiPhoneの空き容量を増やし、今後は写真が散らからない習慣も身につきます。
1. あなたのiPhoneもパンク寸前?写真整理ができない人の共通点
「ストレージの空き領域がありません」という通知に、ドキッとした経験はありませんか?
気づけば数千、数万枚と溜まった写真や動画でiPhoneの容量はパンク寸前…。
「整理しなきゃ」と頭ではわかっていても、何から手をつけていいかわからず、ついつい後回しにしてしまうのは、あなただけではありません。
実は、写真整理が苦手な人にはいくつかの共通点があります。
もし一つでも当てはまれば、この記事で紹介する方法がきっとあなたの助けになるはずです。
1.1 「いつか完璧にやろう」と思っている
「整理するなら、旅行やイベントごとにアルバムを細かく分けて、完璧にやりたい」。
そう考えているうちに、膨大な写真の量に圧倒されて、結局手つかずになっていませんか?
完璧を目指すあまり、最初の一歩が踏み出せなくなってしまうのは、写真整理ができない人の典型的なパターンです。
大切なのは完璧を目指すことではなく、まずは不要なものを手放すことから始めることです。
1.2 どれも大切で写真を消す判断ができない
連写で撮った少しずつ表情の違う写真や、ピントが甘い写真、同じようなアングルの風景写真。
後で見返すかもしれない、何かに使うかもしれないと思うと、なかなか削除ボタンを押せませんよね。
すべての写真がかけがえのない「大切な思い出」に思えてしまい、消すための基準がわからなくなってしまうのも、写真が溜まる大きな原因の一つです。
1.3 スクリーンショットやメモ代わりの写真が溜まっている
後で確認しようと思って撮ったお店の地図や、Webサイトの画面キャプチャ、気になる商品の情報など、メモ代わりに撮った写真がカメラロールを埋め尽くしていませんか?
これらの写真は用が済めば不要になるものですが、日々の写真に紛れてしまい、気づいた頃には大量に溜まってしまっているのです。
1.4 整理するまとまった時間がないと思い込んでいる
「写真整理には時間がかかるもの」と思い込んで、忙しい毎日の中で優先順位を下げてしまいがちです。
「週末にまとめてやろう」と思っていても、気づけば次の週末が来てしまう…。
そんな経験はありませんか?
実は、写真整理は通勤中の電車や寝る前の5分といった「すきま時間」でも十分に進めることができます。
2. 【最重要】iPhoneの写真整理を始める前に必ずバックアップを
iPhoneの写真整理は、不要なデータを「削除」する作業が伴います。
操作ミスで大切な思い出まで消してしまっては、元も子もありません。
万が一の事態に備え、本格的な整理を始める前に、必ず写真データのバックアップを取りましょう。
バックアップさえあれば、もし間違えて写真を削除してしまっても、いつでも元の状態に復元できるので安心です。
ここでは、代表的な2つのバックアップ方法をご紹介します。
2.1 iCloudでiPhoneをまるごとバックアップする方法
iCloudは、Appleが提供するクラウドサービスです。
Wi-Fi環境とApple IDさえあれば、iPhone単体で手軽にバックアップできるのが最大の魅力です。
以下の手順で設定すれば、充電中にWi-Fiに接続されていると自動でバックアップしてくれます。
- 「設定」アプリを開き、一番上の自分の名前(Apple ID)をタップします。
- 「iCloud」を選択します。
- 「iCloudバックアップ」をタップし、スイッチをオン(緑色)にします。
- すぐにバックアップを取りたい場合は、「今すぐバックアップを作成」をタップしてください。
ただし、無料で使えるiCloudのストレージは5GBまでです。
写真や動画が多い場合は容量が不足することもあるため、必要に応じて有料プランへのアップグレードも検討しましょう。
2.2 パソコンを使ってバックアップする方法
iCloudの容量を気にせず、より確実にデータを保存したい方にはパソコンを使ったバックアップがおすすめです。
お使いのパソコンの種類によって方法が異なります。
2.2.1 Macの場合
macOS Catalina以降のMacでは、「Finder」を使って簡単にiPhoneのバックアップができます。
- USBケーブルでiPhoneとMacを接続します。
- Finderを開き、サイドバーからお使いのiPhoneを選択します。
- 「一般」タブにある「iPhone内のすべてのデータをこのMacにバックアップ」にチェックを入れます。
- 「今すぐバックアップ」をクリックすると、バックアップが開始されます。
Mac本体のストレージに余裕がある限り、iPhoneのデータをまるごと保存できるため、非常に安心感の高い方法です。
2.2.2 Windowsの場合
Windowsのパソコンでは、Appleが提供する「iTunes」というソフトウェアを利用してバックアップを行います。
- パソコンに最新版のiTunesをインストールしておきます。
- USBケーブルでiPhoneとWindowsパソコンを接続します。
- iTunesを起動し、左上に表示されるiPhoneのアイコンをクリックします。
- 「概要」画面の「バックアップ」セクションで、「このコンピュータ」にチェックを入れます。
- 「今すぐバックアップ」をクリックすると、バックアップが開始されます。
この方法なら、iCloudの空き容量を消費することなく、パソコンに直接データを保管できます。
3. たった10分で実践!iPhoneの写真整理3ステップ
バックアップが完了したら、いよいよ写真整理の実践です。
「整理」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、やることはたったの3ステップだけ。
誰でも簡単に、そして短時間で終わる方法なので、ぜひこのまま挑戦してみてください。
3.1 ステップ1 まずは不要な写真を一気に削除
写真整理で最も効果的なのは、「残す写真」を選ぶのではなく「不要な写真」を捨てることから始めることです。
思い出の写真をいきなり消すのは勇気がいりますが、まずは明らかに不要なものから削除していけば、罪悪感なくストレージ容量を確保できます。
3.1.1 スクリーンショットや画面録画をまとめて消す方法
iPhoneの「写真」アプリには、写真の種類ごとに自動で振り分けてくれる便利な機能があります。
特にスクリーンショットや画面録画は、メモ代わりや一時的な保存が多く、後から見返すことはほとんどありません。
以下の手順で一気に削除しましょう。
1. 「写真」アプリを開き、「アルバム」タブをタップします。
2. 下にスクロールし、「メディアタイプ」という項目の中にある「スクリーンショット」や「画面収録」を選択します。
3. 右上の「選択」をタップし、不要な画像をまとめて選択して削除します。
これだけで数百枚、人によっては数千枚の不要なデータを一掃できる可能性があり、効果は絶大です。
3.1.2 連写や似ている写真を賢く見つけて消す方法
子どもの笑顔やペットの可愛い瞬間など、つい連写(バーストモード)で撮影してしまいがちです。
しかし、同じような写真が何枚も溜まっていては、後で見返すのも大変です。
連写した写真は、その中からベストショットを1枚だけ選び、残りは削除するのが賢い整理術です。
1. 「アルバム」タブの「メディアタイプ」から「バースト」を選択します。
2. 確認したい写真を選び、画面下の「選択…」をタップします。
3. 左右にスワイプしてお気に入りの1枚(または数枚)にチェックを入れ、「完了」をタップします。
4. 「お気に入りのみ残す」という選択肢が表示されるので、これをタップすれば選んだ写真以外は自動で削除されます。
この作業で、似たような写真の山から解放されます。
3.1.3 重複している写真や動画を削除する
「同じ写真を間違えて保存してしまった」という経験はありませんか。
iOS 16以降のiPhoneでは、こうした重複した写真や動画を自動で検出してくれる機能が搭載されています。
1. 「写真」アプリの「アルバム」タブを開き、一番下までスクロールします。
2. 「その他」の項目に「重複項目」というメニューがあるので、これをタップします。
3. 重複している写真や動画がリストで表示されるので、各項目の横にある「結合」をタップします。
「結合」を選ぶと、最も高画質で情報が豊富なバージョンが1枚だけ残り、残りは「最近削除した項目」に移動されます。
手動で探す手間が省ける、非常に強力な機能です。
3.2 ステップ2 「お気に入り」機能で残す写真を厳選
不要な写真を削除できたら、次は「本当に残したい大切な写真」を明確にする作業です。
ここで活躍するのが、写真一枚一枚にハートマークを付けられる「お気に入り」機能。
写真ライブラリを眺めながら、「これは傑作!」「見返すと幸せな気持ちになる」と感じる写真に、迷わずハートマークを付けていきましょう。
この時点では、どのアルバムに入れるかなどを考える必要はありません。
直感的に「好き」「大切」という基準だけで選ぶのがポイントです。
お気に入りに登録した写真は自動で「お気に入り」アルバムに集約されるため、後から最高の思い出だけを簡単に見返せるようになります。
3.3 ステップ3 アルバム機能でざっくり仕分けする方法
最後のステップは、アルバムを使った大まかな分類です。
ここでの挫折を防ぐコツは、完璧を目指さず「ざっくり」仕分けること。
細かく分類しすぎると、かえって管理が面倒になり、整理を続けるのが嫌になってしまいます。
まずは、以下のようなシンプルな分類から始めてみましょう。
・家族
・友人
・旅行(例:「2023年 沖縄旅行」)
・食事
・趣味
まずはステップ2で厳選した「お気に入り」の写真から、これらのアルバムに振り分けていくのがおすすめです。
大切な写真が整理されると、他の写真も整理しやすくなります。
アルバムの作成は、「アルバム」タブの左上にある「+」マークから簡単に行えます。
4. iPhoneの容量を気にしないための写真保存方法
iPhoneの写真を整理しても、新しい写真を撮り続ければ、いずれ本体のストレージは一杯になってしまいます。
しかし、写真の保存場所をiPhone本体から外部に移すことで、容量不足の悩みから解放されます。
ここでは、iPhoneの容量を気にせず、大切な写真を安全に保存するための4つの方法をご紹介します。
ご自身の使い方に合った方法を見つけて、快適なiPhoneライフを送りましょう。
4.1 無料で使えるGoogleフォトで写真を自動バックアップ
Googleアカウントがあれば誰でも利用できる、定番のクラウドストレージサービスです。
専用アプリをインストールし、自動バックアップを設定しておけば、Wi-Fiに接続したタイミングで自動的に写真や動画をクラウド上に保存してくれます。
iPhoneだけでなく、パソコンやタブレットなど、さまざまなデバイスから同じ写真にアクセスできるのが大きな魅力です。
無料で15GBまで利用でき、それ以上の容量が必要な場合は、月額料金でストレージを追加することも可能です。
4.2 Amazonプライム会員ならAmazon Photosがおすすめ
もしあなたがAmazonプライム会員なら、このサービスを使わない手はありません。
Amazon Photosは、プライム会員の特典の一つで、なんと追加料金なしで写真を容量無制限・無圧縮で保存できます。
高画質な写真をたくさん撮る方にとっては、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢です。
動画の保存は5GBまでという制限がありますが、写真のバックアップ先としては最適解の一つと言えるでしょう。
こちらも専用アプリから自動バックアップが可能です。
4.3 iCloud写真を活用してストレージを最適化する方法
Appleが提供する公式のクラウドサービスであるiCloudは、iPhoneとの親和性が最も高いのが特徴です。
特に便利なのが「iPhoneのストレージを最適化」という機能。
これをオンにすると、オリジナルの高画質な写真はiCloudに保存され、iPhone本体には軽量化された写真が残ります。
これにより、iPhoneの空き容量を劇的に増やしながら、いつでもすべての写真にアクセスできる状態を保てます。
無料で使えるのは5GBまでですが、月額料金を支払って容量をアップグレードすれば、iPhoneのデータをまるごとバックアップする場所としても活用でき、安心感が高まります。
4.4 パソコンや外付けHDDに写真を移動する方法
月額料金をかけずに写真を管理したい方や、クラウドサービスに抵抗がある方には、パソコンや外付けストレージへの保存がおすすめです。
USBケーブルでiPhoneとパソコンを接続し、定期的に写真データをパソコン本体や外付けのHDD・SSDなどに移動させます。
この方法のメリットは、一度保存してしまえば追加の費用がかからず、インターネット環境がなくても写真を見返せる点です。
ただし、手動で移動させる手間がかかることや、パソコンやHDDが故障するとデータが消えてしまうリスクがあるため、複数の場所にバックアップを取るなどの対策をするとより安心です。
5. もう散らからない!写真整理を習慣化する3つのコツ
一度きれいに整理しても、時間が経つとまた写真が溜まってしまう…そんな経験はありませんか。
大切なのは、整理を特別なイベントにせず、日々の小さな習慣に落とし込むことです。
ここでは、誰でも無理なく続けられる3つのコツをご紹介します。
この習慣を身につければ、あなたのiPhoneのカメラロールは常にスッキリした状態を保てるようになります。
5.1 週末に5分だけ見直す時間を作る
「よし、やるぞ!」と意気込んで一気に整理しようとすると、時間もかかるため途中で挫折しがちです。
そこでおすすめなのが、「週末の夜に5分だけ写真を見返す」というルールを決めることです。
カレンダーアプリのリマインダー機能などを活用して、毎週同じ時間に通知が来るように設定しておくと忘れずに続けられます。
たった5分でも、その週に撮り溜めたスクリーンショットや、手ブレしてしまった写真などを削除するだけで、写真が溜まっていくのを防げます。
この小さな習慣が、数ヶ月後の大きな手間をなくしてくれるのです。
5.2 撮影したらすぐ「お気に入り」に登録する癖をつける
あとで見返したときに「どの写真が良かったんだっけ?」と悩む時間をなくすために、撮影した直後や、その日の寝る前に「お気に入り(ハートマーク)」を付ける癖をつけましょう。/mark>
これは「残したい写真」を明確にするための重要なステップです。
連写した中の一番良い表情の写真や、特に思い出深い風景写真など、心に残ったものにだけハートマークを付けておきます。
こうすることで、後から写真を見返す際に「お気に入り」以外の写真をまとめて削除候補として判断しやすくなり、整理の時間を大幅に短縮できます。
5.3 便利なiPhone写真整理アプリを活用する
自分だけで整理するのが苦手な方や、もっと効率的に整理したい方は、写真整理をサポートしてくれるアプリの力を借りるのも一つの手です。
App Storeには、写真整理に特化した便利なアプリがたくさんあります。
例えば、いつの間にか溜まっている重複した写真や、よく似た写真を自動で検出して、まとめて削除候補として提案してくれる機能を持つアプリが人気です。
ほかにも、容量を圧迫しているサイズの大きな動画ファイルだけを簡単に見つけ出せるアプリもあります。
こうしたアプリを使えば、面倒な作業を自動化できるため、ストレスなく写真整理を習慣化できます。
6. まとめ
iPhoneに溜まった写真を整理するのは大変そうに感じますが、今回ご紹介した3ステップなら誰でも簡単に行えます。
まずは不要な写真を削除し、お気に入りで厳選、アルバムで仕分けることから始めましょう。
クラウドサービス活用や週末の少しの見直しを習慣にすれば、iPhoneの容量を気にすることなく、大切な思い出をいつでも見返せます。
この記事を参考に、快適なiPhoneライフを手に入れてください。