iPhone売る前にやっておかないと後悔する5つのポイント

2025年8月18日

「使わなくなったから、そろそろ売ろうかな」
そんな気軽な気持ちでiPhoneを手放す方は多いかもしれません。ですが、売却前の準備を怠ると、思わぬトラブルや損失につながる可能性があります。

たとえば、初期化を忘れてしまうと、個人情報が残ったままになってしまいます。また、Apple IDを解除していないと、次のユーザーが使用できず、買取自体が拒否されてしまうケースも少なくありません。

売却前に必要な作業をしっかり行うことで、安心して取引ができるだけでなく、買取価格が下がるリスクも防ぐことができます。「手放す前のひと手間」が、結果的にトラブルを防ぎ、満足のいく売却につながるのです。

1.データのバックアップを忘れずに

iPhoneを売却する前に、まず行うべきなのがデータのバックアップです。初期化によって端末内のデータはすべて消去されるため、大切な情報を残しておくには事前のバックアップが必須です。

iCloudを使う場合
「設定」→自分の名前→「iCloud」→「iCloudバックアップ」→「今すぐバックアップ」を選択。Wi-Fi環境があれば簡単に実行できます。

パソコン（iTunes）を使う場合
iPhoneをパソコンに接続し、iTunesを開いたらデバイスを選択し、「今すぐバックアップ」をクリック。

また、LINEのトーク履歴やアプリのログイン情報も忘れずに引き継ぎ設定しておきましょう。

バックアップが完了したら、iPhone本体のデータを初期化します。これにより、個人情報を完全に削除し、次に使用する人が安全に使える状態に戻すことができます。

初期化が完了すると、iPhoneは出荷時と同じ状態に戻ります。これを済ませていないと、データが残ったまま売却されるリスクがあり、個人情報流出の原因にもなります。

初期化だけでは不十分なのが、Apple IDの解除です。Appleのセキュリティ機能である「アクティベーションロック」は、iPhoneを紛失した際の不正利用を防ぐためのものですが、これが有効なままだと、新しい所有者が端末を使用できません。

そのため、売却前には必ず「iPhoneを探す」をオフにし、Apple IDからサインアウトする必要があります。

これらを行うことで、次の持ち主がスムーズに端末を利用できるようになります。また、買取業者にとっても重要なチェック項目ですので、忘れずに対応しましょう。

本体だけでなく、購入時についていた付属品がそろっているかどうかも、買取価格に影響します。特に箱、充電ケーブル、ACアダプタ、SIMピン、説明書などがそろっていると、査定額が上がる可能性があります。

もちろん、本体のみでも買取は可能ですが、少しでも高く売りたい場合は、付属品を事前に探してまとめておくことをおすすめします。

保管していた箱や引き出しの中を一度確認してみると、意外と見つかることもあります。

見た目の印象は、買取査定にも影響します。ひどい汚れやホコリ、指紋などがあると、査定時の印象が悪くなり、減額される可能性もあります。

とはいえ、専門的な清掃を行う必要はありません。やわらかい布で画面や背面を拭き取り、カメラ部分やLightning端子のほこりを軽く取り除くだけでも十分です。

また、ケースやフィルムを装着している場合は外しておくと、より端末の状態を正確に評価してもらいやすくなります。

iPhoneを売却する前には、いくつかの重要なステップがあります。
データのバックアップ、初期化、Apple IDの解除、付属品の確認、そして端末のクリーニング。これらをきちんと行うことで、安心してiPhoneを手放すことができ、査定額もより納得のいくものになるでしょう。

少し手間に感じるかもしれませんが、そのひと手間が売却後の満足度につながります。大切に使ってきたiPhoneを、気持ちよく次の人へと引き継ぐためにも、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にしてください。