新型iPad Pro(2018年モデル)11インチ、12.9インチは買うべきか

2018年11月ついに新型iPad Proが発売されました。
今までのiPadとは大きく変わった今回のモデル。
Androidタブレットみたいという声が聞こえてきたりしますが、正直これはやばいですよ。

「買うべきか?」と聞かれたら、私は買うべきだと即答する。
もちろん私は買わない。
なぜならお金がないからだ。

変更点

まず大きく変わった部分はホームボタンがなくなった部分ですね。
これにより指紋認証(Touch ID)がなくなったわけですが、代わりに顔認証(Face ID)を採用しています。
ホームボタンレスのiPhoneを利用しているユーザーはわかると思いますが、これが非常に便利で楽です。

そしてベゼルが狭くなり、画面占有率が高くなっています。
個人的にiPadの12.9インチはサイズ的にちょっと大きくて使いにくそうだなと感じていたのですが、今回の12.9インチは画面の大きさをそのままに端末を小型化しています。
薄さも1mmほど薄くなっており、持った感じは大きく変わると思います。

USB-Cポートを採用したことも大きな変化ですよね。
これによりiPhoneに電源の供給ができるようになり、ライトユーザーはモバイルバッテリーが不要になります。
またMacBookなどに使用しているUSB Type-Cのハブが使用できるので、ディスプレイやキーボード、SDカードなどにも接続可能になりました。

さらにSoCの大幅強化に加えて、11インチ、12.9インチ両モデルのストレージ1TBに関しては、RAMが6GBだと言われています。

「新しいiPad Proは過去12カ月で販売されたポータブルPCの92%よりも高速である」
ニューヨークの発表会でも印象に残った言葉です。

iPadの位置づけ

私は以前、iPad(というかタブレット)はスマホが大きくなった程度のものだと「タブレットっている?いらない?」という記事で書いています。
しかしその考えは改めなければいけないなという段階にあります。

以前はパソコンじゃないとできない作業が多々ありましたが、その問題はパソコンと遜色のない性能とアプリの充実の2点が解決してくれます。
その際にSmart Keyboardなどの入力デバイスは必要になるかと思うのですが、画像作成、写真や動画の編集、Office、作曲、ファイル管理などほとんどのことがiPadでもできてしまいます。

言語にもよりますが、今はプログラミングだって可能です。
単純にコードを書くだけならまだ使いにくいでしょうが、ちょっとプログラミングの勉強するだけなら、iPadでやったほうが空き時間に手軽にできて学習効率良さそうです。

つまりなにが言いたいかというと、iPadはノートパソコンになり得るレベルになっているんですね。
マウスが使用できないのは少々痛いですが、それを考慮しても使い方次第ではノートパソコンを持ち歩くのではなく、iPadを持ち歩くだけで充分という人は多いのではないのでしょうか。

そもそもノートPCはサブで、デスクトップPCがメインという人は多いと思うので、そう考えるとiPadで代替しても良いのかなというレベルです。
iPadがじわじわとMacBookの領域に迫っている感じがします。

まぁ、裕福な人はMacBookもiPadも買って使い分ければいいんですけどね……。

Apple Pencilも進化

Apple Pencilは以前のものと互換性がなくなったものの、さらに使いやすく改良されています。
本体にはマグネットが内蔵されており、iPadに固定できるだけでなく、iPadの側面にくっつけるだけで充電できるという点はかなり評価したい。
充電方法はこの手段のみで、Qiには対応していませんが充分だと思います。

ましてや今までの充電方法に比べれば神レベルですよ。

あと新しいApple Pencilは側面でのタッチ操作によりペン先や色の変更が可能になっています。
iPadの醍醐味はペン入力だと言っても過言ではないので、これは素直に嬉しいです。

新型iPad Proは買うべきか

では改めて買うべきかどうかは、迷っているなら買うべきです。
しかし金額が高いのも事実。

だから金銭的余裕がないのならそもそも買うべきではないですよね。
はい。
だって生活を豊にしてくれるiPadを買って生活苦しくなるって意味わからなくない?
身も蓋もないですが、そんな感じです。