iPhoneX、Xs、Xs Maxでホームボタンなくなったけど使いにくくないのか問題

iPhoneX、Xs、Xs Maxでホームボタンなくなったけど使いにくくないのか問題

2017年にiPhoneXが出た時、みなさんはどう思いましたか?
iPhone8と比較して、いや、今までのiPhoneシリーズと比較して大きく変わった点といえばホームボタンレスデザイン(有機ELもだけど)ですよね。

ぼくはそれを見た時に「やっときた!」と心が躍ったのを覚えています。
iPhone8とiPhoneXが同時にリリースされていたら、ぼくは確実にiPhoneXにしていたはずです(結構マジ)。

そんなぼくが今何を使っているかというとiPhoneSEです。
しかもついこの間SEの64GBから128GBに機種変更をしたばかりです。
あと1、2年は使い続ける用意と覚悟があります。

幸か不幸か有機ELを採用したことによりiPhoneXの発売が遅れ、そのおかげでぼくはiPhoneSEを使い続けています。
後継機であるiPhoneXsやXs Maxが出た今も、ぼくは当分iPhoneSEを使い続けるでしょう。

とは言うものの、iPhoneXやXs、Xs Maxのホームボタンがなくなってしまったデザインに使いにくさを感じているわけではないことを最初に言っておきます。

なぜならぼくがiPhoneSEを使っている理由は単純に大きさが気に入っているからです。
iPhoneSEの大きさでホームボタンを失くしてくれたらどれだけ嬉しいことか……。

ホームボタンがなくなるメリット

画面の表示部分の大きさ

画面占有率が大きくなって嬉しくない人はいるのでしょうか。
iPhone8を見ながら「このベゼルの部分が超いいんだよね!シールでも貼っちゃおうかな」なんて人がいたら、ぼくが小さい頃に持っていたアンパンマンのシールでも差し上げますよ。

ただそうは言っても「ベゼルのデザインは美しいだろバカヤロー」という人がいるのも知っています。
そこは不可侵の領域なのでとくになにも言いません。

ですが本質でいうと、我々はスマートフォンなりテレビなり、ディスプレイでなにを見ているかを考えたら一目瞭然ですよね。
画面に表示されている「情報」を見たいんだから、当然の進化だと言えるでしょう。

無駄を削ぎ落として削ぎ落として、ディスプレイ全面に情報を表示できるのであれば、とても素晴らしくひとつの終着点と言えるでしょう。
ちなみにiPhoneXの画面占有率で82%です。
インカメラなどもあるので全面表示はなかなか難しく、Lenovoも頑張ってはいましたがZ5の実機はひどく残念な結果となりました。

とはいえ全面ディスプレイに拘るのではなく、そろそろスマホの画面表示自体にブレイクスルーが起きてもいいかなというのはありますけどね。

動作がスマート

なぜぼくがiPhoneXが出る時に胸が熱くなったかというと、Siriとの連携です。
せっかく音声で操作できるのに、指紋を読み取るTouch IDだとロックで防がれてしまうんです。

両手が塞がっている時にSiriが起動できないのは致命的な問題じゃないですか?

実際にハンズフリーって魅力的だし、かなり使いやすいと思います。
Google Home然りAlexa然り、これらのAIアシスタントが普及する理由に、できる範囲で機械の操作を手から音声に移行しつつあるということです。
「エアコン消しといて」と人に頼む行為の代替、延いては人の代替ですね。

ぼくたちは外で電話相手と会話はできても、外で機械と会話するのはまだ照れや恥じらいがあります。
しかしそれも当たり前になれば、スマートフォンやウェアラブル端末に向かってみんな会話しているでしょう。

そういう意味で指紋認証はアシスト機能の足を引っ張ってしまっていると私は感じています。
AndroidのGalaxyやPixelも指紋認証を残してはいるものの、虹彩認証や顔認証を採用しています。

ホームボタンがなくなって使いにくくないの?

これはホームボタン付きiPhoneのユーザーが懸念する部分であり、超えるべき最も大きな障壁でしょうね。
それが理由でiPhone8にするという人もいるらしいじゃないですか。

でもホームボタンレスの流れは止まらないと思います。
今後ホームボタンを搭載したスマートフォンは減っていくでしょう。
(Androidのホームボタンは物理キーではないので画面外に格納できます)

事実今回Appleから発売されるiPhoneXs、Xs Max、XRは、廉価版のiPhoneXRでさえホームボタンは搭載されていませんよね。
これはホームボタンとの決別で、ひとつスマートフォンのデザインがシフトしたと言っても過言ではありません。

この新しいiPhoneのデザインが使いにくいという人は結局慣れるしかありません。
というかホームボタンがないと使いにくいと言っている人は、最初にデザインされたiPhoneにホームボタンがなければ適応できているはずなんです。

人間ってすぐに慣れちゃうんでそんなに心配しなくていいですよ。

基本的に慣れというのは3週間です。
例えば手足を切断して、切除したはずの手足がまだ存在する感覚を幻肢というんですが、一般的に幻肢がなくなるのは3週間と言われています。
新しく始めた習慣も3週間続ければ定着しやすいと言われています。

だから使いにくいと感じても3週間使ってみましょう。
それでも使いにくいと言っている人には「使いにくいはずだと思い込んでいるから使いにくいんだ」という言葉を贈りたいと思います。

どうしてもホームボタンがほしい

とは言ったものの、ホームボタンがあったほうが便利でしょ!とSEユーザーのぼくも少しは思ったりします。

そんなときは仮想ホームボタンを設置するとちょっとだけ使いやすくなりますよ。

「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「AssistiveTouch」を開いてONにしましょう。
シングルタップやダブルタップで割り当てれるアクションを選択できます。